都市対地方の教育格差
僕は、地方から上京してきた人間です。小学校~高校までは、地元の公立高校に通っていました。
逆に、僕の大学の友だちの、藤田君は東京出身で中学からずっと私立の学校に通っています。
彼は、中学の時から教育系のNPOに携わりまた、高校の時には海外留学を経験しています。
一方僕は、中学の時は部活をそれなりにがんばって、高校の時は特に何もしていませんでした。
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東京に来て感じたことの一つに、「大学入学までの教育格差」があります。
都市部にいる中学生や高校生は藤田君のような経験をしている子が少なくありません。一方で、僕のような地方にいる子は、藤田君のような経験をしていることは、ほとんどありません。
何故、このような差があるのでしょうか。
それは、「そういう環境がない」からだと思います。
東京には、中学生や高校生が学校以外で学べる環境が多くあります。それは、NPOの活動であったり、ボランティアであったりと様々です。
そして、そのような環境にアクセスする機会も多くあります。
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僕が都内で、あるボランティアに参加した時のことです。
「周りは大学生が多いだろうなあ」と思っていたらなんと、中学生や高校生がとても多いのです。僕なんかは、中学生や高校生の時に、ボランティアに行った経験は皆無です。とても驚きました。
ある子に話しかけてみました。
僕「中学生なのにボランティアに参加してすごいね」
中学生「そんなことないですよ笑」
僕「どうやってこのボランティアを知ったの?」
中学生「他にもボランティアやってるんですけど、そこで知り合った人の紹介で。友だちもいろいろやってますよ」
僕「すげえ…」
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僕の地元の友だちにそんなやつは一人もいませんでした。みんな、ボランティアするといっても、学内のゴミ拾いとかそれぐらいです。ましてや、学外で何かの活動をするなんて考えることもありませんでした。
やはりそれは、そういう環境がなかったからだと思います。中学生や高校生が学校以外で何かをするといっても、スポーツクラブとかその程度です。
一方都市部では、先ほどのエピソードのような環境があります。この差は大きいと思います。
学びの場は学校だけではありません。ボランティアや留学やNPO活動など様々あります。都市部ではそれができる環境があり、地方にはそれができる環境がないというのは教育格差と言わざる得ません。
学校以外の学びの場をどうしていくか…もう少し考えてみたいです。