某一学生の雑記

日々考えてることを書きます。貧困問題や労働問題を一応中心に学んでいます。個人的には、メディアやジャーナリズムや教育に興味ありです。

少年法改正よりすべきことがある

少年法改正に言及、自民党の稲田朋美・政調会長ら 川崎市の殺人事件を受けて

少年法改正の議論がやはりでてきました。

稲田氏は「少年が加害者である場合は名前を伏せ、通常の刑事裁判とは違う取り扱いを受ける」と指摘。その上で「(犯罪が)非常に凶悪化している。犯罪を予防する観点から今の少年法でよいのか、今後課題になるのではないか」と語った。


まず、凶悪犯罪は増えてません。あらゆる統計からあきらかです。また、犯罪予防の点から少年法の改正に言及するのにもうんとは言えません。


少年法を改正するのではなく、他にもっとやるべきことがあります。


子供の6人に1人が貧困状態なのが今の日本ですが、この辺りをどうにかしていくのが先です。貧困と犯罪は相関します。特に、貧困世帯の子供は、家庭内の状況が複雑だったり、地域に頼ることができないことが多々あります。そのような状況が非行や犯罪を生みます。


少年院に入る子供の中で犯罪の度合いが思いほど貧困率が高いというデータもあります。


少年法改正よりも、貧困世帯の子供への支援を行うことが結果的に、子供の非行や犯罪の発生を防ぐのではないでしょうか。